滋賀県に計画中のアウトドアショップとカフェ。敷地は急峻な山と渓谷を流れる川のあいだにある。
クライアントは家族で新聞配達を営む会社である。新聞の契約数は減少し続け、コロナ禍が追い討ちをかけた。そこで今後大きく改善することのない状況を変えるために、家族の趣味であるアウトドアを中心としたお店を新しい事業として始めることにした。
ところが、そもそもどうやってお店のつくれば良いのかわからない、場所の魅力にもまだ気づけていないという状況だった。そこで私たちは、それぞれ専門性をもって並走し、自分たちでお店をつくり続けることができる体制のデザインを進めた。
使いしろをつくるような建築の配置から始まる自律的な設計の連続は、大きな環境から使い手の行為にまで接続する。ひとつひとつレンガを積み何百年もかけて教会をつくるように、とても時間がかかるのだが、使い手がつくり続けることで 生きられた建築は立ち上がるはずだ。
山と川のあいだにお店をつくる
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cafe , outdoor shop
Shiga , 2023
cafe , outdoor shop
Shiga , 2023
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Design:浦田友博 (浦田) + 芦田晴香 (haruka ashida architects.)
Structural design:IN-STRUCT
Fabric:fabricscape
Furniture:伊藤槙吾 (itou)
Direction:寺井俊裕 (ゴボウキカク)
Structural design:IN-STRUCT
Fabric:fabricscape
Furniture:伊藤槙吾 (itou)
Direction:寺井俊裕 (ゴボウキカク)